遍照院

参拝について

境内案内

境内

御本尊・諸仏

秘仏の不動明王をはじめ、長い歴史の中で廃寺になった周辺寺院の仏様が多く祀られています。

結びわらじ

当院が位置するこの信楽街道は、「家康伊賀越え」の舞台になっただけでなく、伊勢神宮にも通じ、いくつもの峠を越える険しい道でもあります。その道中安全への祈りと、家康公も無事三河の国に戻り難を逃れたことから、いつしか、「交通安全」「災難除け」「心願成就」の願いを込めて、草鞋(わらじ)が奉納されるようになりました。
昨今ではわらじを使うことはほとんどなくなりましたが、「結びわらじ」という形で境内に結んで奉納し、鳴らした梵鐘の音色が高く遠く響きあい、それぞれの想いを込めて手を合わせることで、願いが叶うとされています。
また、当院のご本尊「不動明王」をはじめとする諸尊のご加護により、道行く人々の安全だけでなく、これから新たな道を歩もうとする人々を見守ってくださいます。

結びわらじ

鐘撞堂

集落に時間を告げる役割はもとより、除夜の鐘は煩悩を打ち消すためともいわれます。峰々に響き渡る梵鐘の音色は、仏様に伝わる祈りの言葉でもあります。結びわらじを奉納し、心を込めて一撞きすればきっとあなたの願いも成就することでしょう。

鐘撞堂

家康公腰かけの石

徳川家康が伊賀越えの際に腰かけたとされる石が今でもひっそりとその姿を残しています。時を超え、家康公の気持ちで腰かけてみてください。

家康公腰かけの石

飛龍紅梅

樹齢500年の紅梅の古木で、京都山城の名木百選にも選ばれています。雲の上を優雅に飛び回る龍の姿に似ていることから「飛龍紅梅」と呼ばれ、毎年3月中旬ごろから香りと共に可憐な花をつけ、宇治茶の里に春を呼びます。

高野槙

樹齢600年以上ともいわれる高野槙は一度は枯れかけましたが、その周りから新芽が育ち枯れ木を覆うように支え、今なお青々とした葉を茂らせています。大自然の力強さを近くで感じてください。

飛龍紅梅
高野槙
お地蔵さま

お地蔵さま

この地域では古くから舞妓さんのおしろいを使いお化粧し、墨でお顔をくっきり書き入れるのが慣習。夏の地蔵盆は年に一度のおめかしです。

無縫塔

無縫塔

鎌倉期の作とされ、町指定の文化財。このお寺の開基に携わった高僧の供養のために建立されたと思われます。細部まで丁寧に作られた供養塔です。

御朱印

御朱印

御朱印の起源は、写経を収めた証としてお寺から発行する受付印ともいわれています。願い事や祈りの心を込めて仏様と御縁を結び、善行を納めたことの証ともいえるのです。
交通の便も悪い山奥のこの地に足を運ばれて、ご参拝いただいた皆様には、心を込めてその証をお授けいたします。季節の御朱印や特別朱印もございます。その時々のご縁をお楽しみに。

アクセス

雲龍山 遍照院

〒610-0211

京都府綴喜郡宇治田原町奥山田岳谷17

Tel. 0774-88-3521

駐車場

境内に数台分の駐車場がございます。

公共交通機関

JR奈良線「宇治」駅、京阪「宇治」駅、近鉄「新田辺」駅から
京都京阪バス「維中前(いちゅうまえ)行き」
「緑苑坂(りょくえんざか)行き」「工業団地行き」
のいずれかに乗車。
「維中前(いちゅうまえ)」バス停でコミュニティバスに乗り換え
「茶屋村(ちゃやむら)」バス停下車 徒歩約5分

日曜・祝日には「宇治茶バス」の運行もあります。
詳しくは京阪バスホームページでご覧ください。